小さなできるを子どもの自信に

 「算数の教え方」というと、テストの点数をあげることを思い浮かべられる方も多いと思いますが・・・・・。

 「いっちに算数」の中でも掲載していますが、算数の勉強は、前の学年で習ったことを生かして、新しい算数の内容を勉強することを一つのねらいとしています。

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 1年生は、「くりあがりのないたし算」の勉強をもとに、くり上がりがある時にはどうするかということを、子どもなりに考えて、考えて、「くり上がりのあるたし算」が、できるようになっていきます。
 
  昨日、掲載した6年生の「立体の体積」もそうです。
 5年生の「直方体や立方体の体積」の考えを使って、「角柱や円柱の体積」を求められないか。考えて、考えて、「立体の体積」が求められるようになっていきます。
 
 お子さんが、「小さなできる」を一つずつ一つずつ積み重ねる中で、「自分はできる」という気持ちを持っていきます。その中には、テストでできたという達成感もあると思います。
 
 子どもが大人になった時は、自分の力で社会を切り拓いていかなればなりませんが、小学生はその社会に出るための小さな体験を、学校や生活の中で、勉強体験と共に多くの方とのふれあいを通して、学んでいるのではないでしょうか。
 
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  家庭で宿題や勉強をする時は、ノートやドリル、教科書を準備しなければなりません。連絡帳を見て、今日の宿題を見て何をするか。
 また食事の前にするか、後にするか、それを自分で決めたり、親に言われたりして取り組み、朝学校に行ったら、先生に提出します。
 
 受験で夜、塾に行っているお子さんは、何時の電車に乗るか。模擬テストの勉強をどうするかなども考えて取り組んでいると思います。
 野球やサッカーを習っているお子さんは、コーチのアドバイスをもとに、試合でどう生かすかを子どもなりに、考えて、考えて、試合に臨んでいると思います。
  ダンスやピアノを習っているお子さんは、練習の緊張を乗り越えて、自分の夢に向かっていると思います。

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 その一つ一つが、子どもなりに十分ではないにせよ、少しずつできるということが自信につながると思います。

 なかには、宿題がさっぱりわからなくて出来なかったお子さんもいるでしょう。
 親が仕事で帰りが遅く、兄弟の世話や家事の手伝いで、勉強できなかったお子さんもいるかもしれません。
 また、友達関係の悩みで、勉強に手がつかなかった子どももいるかもしれません。
 
 子どもなりの日々の生活の中で、小さなできたを、「よくやったね」、「すごいね」とまわりの大人が認めたり、ほめたりすることで、また、まわりの友達から認められることで、子どもの自信につなげることができればと思います。
 
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 社会の勉強では、昔の歴史の時代にいったり、外国に行って生活の様子を直接、体験することはできません。本を読んだり、地域のおじいさんやおばあさんに聞いたり、パソコンや映像で見たり聞いたりしたことを、自分なりに考えていく、そういう勉強も、子どもの小さな「できる」の一つではないかと思います。
 
 理科の勉強では、自分で予想を立てて、その実験や観察が、また同じような結果になるのかを調べたりします。
 そういう見通しの立て方や予想があっているか確かめる方法を考えたりするのも、子どもなりに取り組む、小さな「できる」と考えてもいいのではないでしょうか。
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 「いっちに算数」のホームページ「家庭での算数の教え方」でも、こうした小さな「できる」を、子どもの自信につなげることを大切にして掲載に取り組んでいるところです。

  「子どもの学習支援」 by 「いっちに算数」