「いっちに算数」のブログ

算数の教え方をGIFアニメでわかりやすく解説

教え方の工夫

この勉強をしたいと思わせるには!(内発的動機づけ)

この勉強をしたいと思わせるには!(内発的動機づけ)

「テストがよかったら、こづかい増やすね。悪かったらゼロよ」という勉強のさせ方があります。こうした方法は、報酬や懲罰などで意欲を持たせるので、「外発的動機づけ」と言われています。
これとは反対に「内発的動機づけ」という勉強の意欲の持たせ方があります。
それは、勉強を教える時、
①「なぜだろう?」 ②「不思議だな?」③「調べてみたいな!」④「試してみたいな!」⑤「生活の中で使えるかな?」と勉強の最初に思わせる方法です。
3年生「一億までの数」の勉強では、最初にこんな写真を見せます。
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そして「1万枚より多い葉っぱを数えるにはどうする?」と投げかけます。
1年生「ながさくらべの」の勉強では、算数アニメを見せます。                     
そして「このえんぴつは、どちらが長い?」と投げかけます。
4年生「平行と垂直」の勉強では、最初に教室の窓を取り外して見せます。
そして「教室の窓には、なん個の平行があるかな?垂直は?」と投げかけます。
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皆さんは、講演会などに行かれた時、話がとても上手な方に出会うことがあると思います。そういう講演者の多くは、最初の話の始め方が上手です。
「この講演者の話をもっと聞いてみたいと思わせるもの」を持っておられます。
これを「つかみが、うまい」と言うことがありますが、その多くは、内発的動機づけを意識した話し方です。
お子さんに勉強をしたいと思わせるためには「外発的動機づけ」もありますが、「内発的動機づけ」を少し意識しておくことが大切ではないかと思います。
このようなことを考えて「いっちに算数」では、この勉強をしたいと思わせる工夫をしていますので、参考にしていただければと思います。
先生方には、単元導入の教材化のヒントとして参考にしていただければと思います。
全学年の教え方はこちらです「いっちに算数」ホームページ

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エビングハウスの忘却曲線(効果的な おさらい)

エビングハウスの忘却曲線(効果的な おさらい)

11月は、いろいろな行事があり、子どもたちの体験活動が充実している時だと思います。今日は、エビングハウスの忘却曲線を紹介します。
エビングハウスは、無意味な音節を記憶したら、時間がたつと共に、人がどれだけ忘れるかを調べました。
下のグラフのように、時間がたつにつれて、忘れていくことがわかります。
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人は、学んだことは忘れていきますが、自分にとって興味・関心がある勉強や体験活動は、忘れにくいと言われています。
そして、くりかえし「おさらい」をすると忘れにくくなるといわれてます。
子ども達は、毎日、学校や習い事や遊びで多くのことを学んでいますので、
そこに「効果的な おさらい」をすると、勉強したことが、身につきやすくなります。
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11月単元の全学年を掲載しますので、習った内容を一緒に読んであげて効果的なおさらいにご活用下さい。
1年 「かたちづくり」くりさがりのあるひき算
2年 「かけ算」
3年 「1けたをかけるかけ算の筆算」重さ
4年 「概数とその計算」
5年 「面積」「平均とその利用」
6年 「立体の体積」およその形

    テレビにつないでみると、算数アニメが、一層、見やすくなります。
    ※教科書や進度によって、単元が違うところもあります。
    ホームページはこちらです→「いっちに算数」ホームページ

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「レディネス」の考え方をふまえて

「レディネス」の考え方をふまえて

~つめ込みの指導にならないために~
低学年は、特に、「レディネス」という考え方を大切にして、子どもを支援したいと思います。
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ずいぶん昔の算数は、かけ算の九九は、3年で定着するものでしたが、今は、2年生で確実にとされています。それは、教え方としては、昔は、九九の暗唱を中心とした画一的なものでしたが、今は、算数的活動などを取り入れて、主体的に取り組むことを大切にしているからです。

子どもの実態からみると、今も昔も、すぐにすらすら言えるようになるお子さんと、高学年になっても、すらすら言うのが難しいお子さんもいます。

では、大人になったらどうでしょうか。
多くの方は、九九の暗唱を、毎日、猛練習していなくても自然と使えるようになっています。
こうしたことに、「レディネス」という教育心理学の言葉があります。
「レディネス」という言葉の意味は、ものごとを習い、習得していくためには、それを理解したり、自分のものにするための一定の知識や経験、興味、そして心と体の習熟の段階が必要という考え方です。
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そこで、「レディネスが、備わっていない状態での訓練や学習」は、効率が悪く、時にマイナス効果すら生んでしまうと考えられています。
特に、1年生・2年生などの低学年では、すぐに理解して学習内容を自分のものしてしまうお子さんと、じっくりと時間をかけて理解を深めていくお子さんがいます。
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昨日掲載した「計算と順序」の単元のように、将来、高学年になった時、困らないような指導も大切ですが、 同時にお子さん一人一人の「レディネス」を考えて、その月、その学期内の定着だけではなく、長い目で見て、じっくり取り組むことを大切にしたいと思います。

その中で、大切なことは、学習の体験や人との関わりを通して、「学ぶことが好きなお子さん」を育てていくことではないかと思います。
「いっちに算数」では、こうしたことを大切にしながら、掲載しています。
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また算数で困っているお子さんに、保護者や学習ボランティア方、若い先生方の教え方の参考に算数アニメも活用していますので、必要な時に、いつでも、何回でも閲覧いただいて、その子その子にあった学び方に生かしていただければと思います。

あまり教えなくても、すいすいと問題を解くお子さんもいます。繰り返し丁寧に教えて1歩1歩理解していくお子さんもいます。
大切なのは、「お子さんがわかった・自分でできる」という楽しさから、自信をもつことと思います。お子さんへの教え方の参考にしていただければと思います。
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子どもの学習支援byいっちに算数

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くりかえしと積み上げの学習を大切に

くりかえしと積み上げの学習を大切に

 11月に入り、受験をされる生徒さんは、志望校などを考える時期ではないかと思います。自分の夢に向かって、努力の成果を精一杯、出して欲しいと思います。

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 小学校の高学年のお子さんは、3年後や4年後に、この時期を迎えます。

 その時、くりかえし積み上げの学習が生きてくるのではないかと思います。
 「くりかえし」のよさは、忘れていたことを思い出すことです。
 また、くりかえして取り組むことによって、少しずつですが理解が進むことです。
 入試などでは、似たような問題が出ているとあせりや緊張が少し和らぎます。
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 中学校の数学は、小学校の算数が基本になっていますので、積み上げを大切にしたいと思います。わからない時は、前の学年に戻っておさらいすると、学習の積み上げに効果を発揮します。
                           
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「いっちに算数」のホームページでは、算数アニメを使って「計算のしかたや考え方をくりかえし見ること」や「前の学年への振り返りリンクで学習の積み上げ」ができるように工夫しています。
 小・中学校の先生方には、算数の系統をふまえた積み上げの参考になればと思います。
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 くりかえし積み上げの学習を大切にしながら、子ども達が自分の夢に向かって進んでくれることを願っています。 「子どもの学習支援」 by 「いっちに算数」

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